悲嘆(grief)の道:隠されたギフトを受け取る

2015年10月

Grief is like a pot of stew that has an array of flavors of emotion: devastation, disbelief, anger, fury, lost, depression, guilt, shame, remorse, sadness, hopelessness, irritation, exhaustion, longing, heart aching, indifference, denial, recklessness, and despair. Just to name a few. There is an alchemy happening in the pot without my intervention.

グリーフ(悲嘆)は、様々な感情の”味”が詰まった深鍋のようです。その味わいとは、荒廃、疑心、怒り、激怒、喪失、抑うつ、罪悪感、恥、後悔、悲しみ、絶望、いらだち、困ぱい、切望、心の痛み、無関心、否定、無謀、落胆、ほかにもたくさんの味わいがあります。この深鍋の中では、私が関わろうとしなかったとしても、自然と魔法が起こっています。スピリチュアルな気づき、マインドフルネス、ヨガの練習がいつもその瞬間にとどまるよう私をサポートしてくれました。たくさんの味が詰まった深鍋を私は抱えています。その中のすべてが、あるがままの状態、そのままの姿で現れてきます。

私の父がこの世を去ってから6ヶ月、母が亡くなってから約22ヶ月が経ちました。両親二人を亡くしたことは、私の人生で最も痛みを伴うことであり、人生に目覚める出来事でした。二人の喪に服しながら、私は隠された恵みを受け取ったのです。

この体験から得た貴重な学びをいくつかシェアしたいと思います。

1. 悲嘆は個々人の路であり、ほぼ一人でその路を歩かなくてはなりません。

2. やってくる感情は、そのひとつひとつを歓迎しましょう。どの感情も注意を払う価値のあるものだから。ただし、その感情に執着しないように。

3. ひとつひとつの感情が作り出す波は、そのまま波打たせましょう。そう、そして、また違う波が来ます。だけど、その波に乗れたら、あなたはその度に強くなります。

4. 家族や友人からのサポートを得ましょう。でも、誰もあなたの痛みを取り除く事はできないということを理解すること。いつまでたっても悲しみを乗り越えられず、ハッピーになれないあなたを理解してくれなかったとしても、その相手を責めないで。

5. 喪失と悲嘆は、肥沃な大地のようなものです。そこには、新たな始まりの種が埋まっています。暗闇には、成長を促す強い効能があります。

6. 喪失によってもたらされる荒廃(devastation of loss)が、あなたの核となる部分を揺るがすでしょう。その地震をそのまま揺らせるのです。地震が収まってきたら、注意深く見るのです。まだ破壊されずに残っているものは、生きる糧になるようなものかもしれません。

7. あなたは再び愛するし、再び笑います。

8. 可能なら、毎日自然の中をハイキングしましょう。自然は喪失と悲しみを知っています。

9. 悲嘆の中に恵みがあります。痛みでさえ恵みなのです。痛みの中心に自分がいるとき、私は無条件の愛と深い感謝を感じます。

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翻訳:長谷 江利子(はせ えりこ)

高校2年間をアメリカの公立学校で過ごし、地元アメリカ人家庭で終始英語でのホームステイ生活を経験。日本の大学を卒業後、米国マサチューセッツ州のクリパルセンターでボランティアとして働きながら約半年ヨガを学んだ。海外アーティスト招聘の仕事に長年従事した後、2014年クリパルヨガ教師になる。以来、ヨガ、ボディワーク、プロセスワークなどホリスティックヘルス分野での日英通訳/翻訳を行っている。

http://erikoyoga.jimdo.com

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